BitMartのグローバルCEOであるネイサン・チョウ氏は、取引所を閉鎖するという決定に自分は一切関与しておらず、その計画が公になったのは顧客がそれを知ったのとほぼ同じタイミングだったと述べている。チョウ氏は声明で「2026年7月24日、私はグローバルCEOとしての雇用が終了し、引き継ぎ手続きが直ちに開始されると告げられた」とし、退任の確定日すら示されず、「撤退の意思決定には一切関与していなかった」と付け加えた。
この解任は、BitMartが取引プラットフォームの段階的閉鎖を正式発表するわずか2日前に行われていた。チョウ氏の説明によれば、まず解任され、その計画が公になる段階になって初めて知らされたという順序になる。これは、これほどの規模の経営体制の転換であれば通常大手取引所の内部でどう伝達されるはずかという常識とは、明らかに食い違っている。
発表を受けトークン価格が急落
BitMartのネイティブトークンBMXは、閉鎖発表から24時間以内に約60%下落し、0.066ドル前後で取引された。閉鎖プロセスがどれほど整然と説明されていたとしても、それが公になった瞬間に取引所ネイティブトークンへの信頼がいかに急速に失われうるかを、この値動きは物語っている。
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段階的閉鎖のタイムライン
BitMartは7月26日に新規登録と入金を停止し、先物ポジションを縮小のみ可能な状態に切り替え、新規の現物注文の受け付けもやめた。取引サービスは8月26日に完全終了する予定で、その時点で残存する先物ポジションが決済される。プラットフォームの正式な運営終了は2027年1月31日までに完了する見込みだ。ユーザーはその間、記録の閲覧と出金申請のためログインアクセスを維持できるとされているが、同社はチョウ氏の解任経緯に関する説明について、これまで公に反応していない。