Bitrueは、テキサス・インスツルメンツとエヌビディアのトークン化株式を対象とした無期限先物を新たに上場した。ユーザーはTXNUSDTとNVDLUSDTを最大20倍のレバレッジで取引できるようになる。同取引所は、暗号資産ネイティブな銘柄の枠を越えてトークン化された米国株へと着実に事業領域を広げている。

今回の上場は、テキサス・インスツルメンツ自身の決算発表から数日後というタイミングだ。同社の第2四半期売上高は54億6000万ドルと前年同期比23%増となり、希薄化後1株当たり利益は2.14ドルと前年から52%伸びた。成長は幅広い分野に及んでおり、産業向け売上高は顧客が枯渇していた在庫を積み増し、より高機能な新システムを採用したことで約30%増加。データセンター向け売上高は電力変換チップへの需要を受けて前年比で倍増し、自動車向け需要も中国のEV・ハイブリッド車市場の成長を背景に持ち直した。テキサス・インスツルメンツは第3四半期の売上高見通しを56億5000万ドルから61億5000万ドルのレンジとしている。

Bitrue Lists Tokenized Texas Instruments, Nvidia Perpetuals
Image via @BitrueOfficial on X

もう一方の主役、エヌビディアの勢い

エヌビディアに連動するレバレッジ商品NVDLは、Bitrueのトレーダーに、AIインフラ構築の中心にあり続ける半導体企業へのエクスポージャーを提供する。まさにテキサス・インスツルメンツの決算が浮き彫りにしたようなデータセンター向けハードウェア需要を牽引している企業だ。この2銘柄を新規の無期限先物として組み合わせることで、Bitrueのユーザーは、AIインフラ投資に連動する半導体需要という同じ大きなトレンドの両サイドに、従来型の証券口座を必要とせずレバレッジポジションを取れるようになる。

トークン化株式拡大の一環

TXNとNVDLの上場は、同じ週の少し前にBitrueがパランティア連動の無期限先物PLTRONを上場したのに続くものであり、現在のAIインフラ相場を牽引する銘柄へのトークン化・レバレッジアクセスを提供しようと各取引所が競い合うパターンを踏襲している。レバレッジ商品全般に言えることだが、TXNやNVDLの値動きに対する20倍のエクスポージャーは、原資産の株式を直接保有する場合に比べて利益と損失の両方を増幅させる。

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今回の上場により、Bitrueの暗号資産ネイティブなユーザー層は、半導体セクターで特に注目されている2銘柄に同一プラットフォーム上でアクセスできるようになった。両社の決算がAI主導のチップ需要がどれだけ持続的なものかを示すシグナルとして読まれている、まさにそのタイミングでの動きだ。