Pump.funから124のウォレットに対し、新たに48億5000万枚のPUMPトークンが放出された。現在の価格でおよそ1360万ドル相当にあたる。オンチェーンデータを追跡するLookonchainが明らかにしたもので、ソラナ上で稼働するこのトークン発行プラットフォームがトークン生成イベント以降続けてきた、段階的なアンロックの最新分にあたる。
今回の放出は、今月すでに実施されていたより大規模なアンロックに続くものだ。8月12日には68億7500万枚のPUMPが解放され、うち41億7000万枚がチーム分、27億1000万枚が早期投資家分だった。12カ月のクリフ期間を経て、3年間の線形ベスティングが始まったことを意味する。さらに8月14日には約70億7000万枚が追加で市場に出回る予定となっており、ここ1週間のアンロック総量はすでに数百億枚規模に達している。
この1カ月の動きはさらに大きい。7月には825億枚という、これまでで最大規模のアンロックがすでに実施されており、両者を合わせるとPUMPの流通供給量の1.75%ほどが、わずか数週間のうちにベスティングを通じて市場に流れ込んだ計算になる。クリフの日付やチーム・投資家向けの線形ベスティング条件を含む放出スケジュール全体は、TokenomistのPUMPベスティングページで追跡できる。
アンロックに対抗する買い戻しメカニズム
もっともPump.funの収益モデルは、この絶え間ない供給増加をある程度相殺するよう設計されている。プロトコル収益を買い戻しと運営費に50対50で分配し、収益の半分を市場からのPUMP買い戻し・バーンに充てる仕組みだ。これがアンロックに対するデフレ圧力を生み出しているわけだが、問題は毎月新たに流通する数百億枚規模のトークンを、買い戻しの量だけで吸収しきれるかどうかである。アンロックが最終的にどれだけ価格に圧力をかけるかは、この一点にかかっている。
関連記事: LABトークンの「紙の富豪」が消滅、プレセール解禁が上昇分を帳消しに
トレーダーが注視するポイント
アンロックが単発の大きなクリフではなく、ほぼ途切れることのない連続的なペースで到来している以上、PUMP保有者にとっての実質的なリスクは一度きりの衝撃ではなく、買い戻しプログラムが追いつき続けなければならない持続的な供給の滴りだ。今回のように124のアドレスへ大量のアンロックトークンが配布された場合、受け取ったウォレットがそのまま保有を続けるのか、それとも早々に取引所へ送るのか、その動向こそが注視すべきポイントとなる。