シバイヌ(SHIB)の保有者が過去24時間で5,220億トークンを取引所から引き出したとU.Todayが報じた。ただし、この動きに価格は追随できていない。SHIBは0.00000460ドル前後で推移しており、今年に入ってあらゆる反発局面で上値を抑えてきた0.00000500ドルの抵抗線の下に依然として押し込められている。
今回の引き出しは、週の前半に見られた積み増しの流れから一転したものだ。取引所からトークンが流出する動きは通常、保有者がコールドストレージへ資金を移している、つまり売却ではなく長期保有に傾いているサインとして強気に解釈される。ただ、記事を執筆したArman Shirinyan氏が指摘するように、今回の流出は反発の停滞と重なっており、強気シナリオの根拠としては心もとない状態にとどまっている。
崩れつつあるパターン
この乖離は今年に入って初めてのことではない。週の前半にも3,240億トークン規模の同様の引き出しがあり、アナリストはこれを上昇トレンドを見込んだクジラのポジション取りだと解釈していた。ネットワークでは8月に入ってからすでに約8,300万SHIBが供給から取り除かれるなど、新たなバーン活動も記録されている。それでもテクニカル面の構図はほとんど変わっていない。SHIBは50日、100日、200日の各移動平均線を依然として下回っており、直近の反発も50日移動平均線付近ではじかれ、切り下がった高値をつけて終わった。
関連記事: HyperLiquid Labs、HYPE2,346万ドル分を再び取引所へ移動
今後を左右する価格帯
直近のサポートは0.00000445ドルで、その下には0.00000410ドル付近の直近安値がある。このゾーンを割り込めば、この2週間で積み上げてきた回復の構造そのものが崩れることになる。上値では、強気モメンタムが本物と見なされる前に、2026年に入ってこれまでのすべての試みをはね返してきた0.00000500ドルの抵抗線を買い方が奪還する必要がある。モメンタム指標は一時的に強気圏へ踏み込んだ後、中立の50付近まで押し戻されており、SHIBが転換点を迎えるというより、足踏み状態にあることを裏付けている。
価格と流出の方向がそろわない限り、今回の5,220億トークンの引き出しは新たな上昇局面の始まりというより、守りの色合いが強いポジション調整に見える。