ホワイトハウス暗号資産評議会の局長を務めるパトリック・ウィット氏は、市場構造法案CLARITY Actについて、政権として9月中の可決に引き続き全力を注いでいると述べ、上院での夏の手続き闘争を経て法案が停滞しているとの見方を否定した。

CLARITY Actは7月に超党派の支持を得て下院を通過した法案で、デジタル資産市場の各分野をどの連邦規制当局が監督するかを定めるものだ。この論点は、取引所やトークン発行体を長年にわたり規制上の曖昧さの中に置いてきた。ウィット氏は、この法案の成立を政権の暗号資産政策における看板課題と位置付けている。

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自らに課した期限

ウィット氏は日程の重圧について、これまで率直に語ってきた。8月の休会入りを前にXに投稿し、「Clarityにとって正念場の1週間だ」とし、「これ以上先送りする余裕はない」と述べた。その後さらに踏み込み、9月15日までに議員らが合意に至らなければ「今後も永遠にまとまらないだろう」と記者団に語っている。事実上、協議を秋までずるずると引きずらせるのではなく、法案の勢いに対する明確な期限を設定した形だ。

この緊迫感の背景には、休会入り直前の厳しい局面がある。ウィット氏は、チャック・シューマー院内総務を含む上院民主党が、法案に関するごく通常の手続き投票すら阻んでいると非難していた。この遅延により、協議は下院の夏季休会をまたいで、9月という圧縮された日程に押し込まれることになった。

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実際に争われている論点

残る摩擦の大半は、法案に含まれる倫理条項に集中している。ウィット氏は、この条項に対する民主党側の異論には内部矛盾があると主張する。議員らが、州司法長官による執行がないために連邦の倫理規則には一般的に実効性がないと考えているのであれば話は別だが、そうでないなら、彼らが求めているのはトランプ大統領の過去の暗号資産関連活動を狙い撃ちして罰する条項ということになる。だとすれば、ウィット氏の言い分では、この異論は法の本当の欠陥についてではなく、トランプ氏個人についてのものだということになる。

下院版はすでに可決されており、政権幹部も9月中の決着に自らの信用を公然と賭けている以上、法案の行方は今や、上院指導部がこの高まった圧力を、自らが設定した期限が切れる前に実際の本会議採決へと転換できるかどうかにかかっている。