取引所Bitrueは、自社のトークン化米国株商品を軸にした新たなトレーディング大会を開始した。Apple、Google、Nvidiaなどの銘柄を対象とした現物、3倍ロング、3倍ショートのトークン化株式商品を取引したトレーダーに、1万USDTの報酬プールが用意される。この大会は相場の方向性を問わず取引を評価する設計になっており、参加者は対象銘柄の上昇に賭けても下落に賭けても条件を満たすことができる。

今回のプロモーションは、Bitrueが今年に入って拡充を続けてきたトークン化株式のラインナップの延長線上にある。6月には、Nvidia、Apple、Microsoft、AMD、Broadcom、MicroStrategy、Palantir、SpaceXを含む10銘柄を対象に、BNB ChainとBinanceのbTokenインフラを基盤とした3倍レバレッジのロング・ショートトークンを展開。特にSpaceXについては、いずれの方向にも3倍レバレッジのエクスポージャーを提供する初のプラットフォームとなった。

Bitrue Runs 10,000 USDT Contest for Trading Tokenized Stocks Both Ways
Image via @BitrueOfficial on X

レバレッジ商品の仕組み

これらのレバレッジトークンはUSDT建てで決済され、買い持ちを続ける長期保有よりも、短期・高確信度のポジション構築を前提に設計されている。利益も損失も原資産の株式より速いペースで積み上がる構造だ。こうした特性があるからこそ、今回のような取引大会は、新設されたレバレッジ商品に出来高を呼び込むための定番の手段として取引所に多用されており、実際の資金でその仕組みを試す意欲のあるトレーダーを最も強く後押しする格好になっている。

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業界全体で進むトークン化の潮流

Bitrueによるトークン化株式の拡大は、業界全体のより広い流れを映し出している。オンチェーンのトークン化実物資産(RWA)市場は現在およそ340億ドル規模に達しており、2025年初めの約54億ドルから3倍以上に膨らんだ。証券口座を必要とせず伝統的市場への合成エクスポージャーを提供しようと、各取引所が競い合っている構図がうかがえる。