Crypto.comが、ストラクチャード投資商品「デュアルインベスト」の対象銘柄にXRPを追加した。年間を通じて根強い個人投資家の関心を集めてきた銘柄が、この既存のデュアルカレンシー投資の仕組みに新たに加わった形だ。これにより個人投資家・機関投資家の双方が、既存のプラットフォーム上でXRP保有分に固定利回りをロックインできるようになる。

デュアルインベスト商品の仕組みはこうだ。ユーザーが一定期間、対象資産をロックする代わりに固定利回りを受け取れるが、最終的な支払い内容は満期時点で資産価格が目標のストライク水準を上回っているか下回っているかによって決まる。Crypto.comは今回のXRP追加について、商品構成次第では3桁台の利回りも狙えるとアピールしているが、これはデュアルカレンシー商品全般に共通する構造であり、方向性のある価格エクスポージャーを手放す代わりに、あらかじめ定められた利回りを得るというトレードオフにすぎない。

Crypto.com Adds XRP to Dual Invest Structured Product Suite
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広がるストラクチャード商品戦略の一環

今回の拡張は、Crypto.comが取引手数料や取扱銘柄の豊富さだけで勝負するのではなく、スポット上場の上に利回り創出型の商品を重ねていくというこれまでのパターンを踏襲するものだ。デュアルインベストのようなストラクチャード商品は、ユーザーの資産を遊ばせたり競合プラットフォームへ流出させたりせず、プラットフォーム上に留めておく手段として、主要取引所各社の標準機能になりつつある。

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取引所各社がこの種の利回り商品に力を入れる動きは、単純なスポット取引を超えてより幅広いユーザー需要を取り込もうと、機関投資家グレードのパートナーと結びついた資産カテゴリーへ事業を広げる各プラットフォームの姿勢にも共通して見て取れる。Crypto.comは今回の新しいXRP商品について具体的な取扱高は公表しておらず、この種のストラクチャード商品の実際の利率は、期間やストライク価格、そしてポジション開設時点の市場のボラティリティによって通常大きく変動する点には留意が必要だ。