Binanceが、UTechStablesが発行するトークン$U向けに新たなフレキシブル貯蓄オファーを展開した。取引所のFlexible Productsに預け入れることで、最大年率8%を狙える内容だ。このオファーは、リアルタイムで変動するベース利回りに加え、条件を満たした預け入れに対して上乗せされる限定のボーナス階層APRを組み合わせている。

このプロモーションには、参加ユーザー全体で合計8,000Uという上限が設けられている。つまり、謳われている利回りの上限を享受できるのは、ボーナス枠に余裕がある間だけということだ。上限に達した後の新規預け入れは、上乗せ階層ではなくベースのフレキシブルレートでの運用になる。

Binance Offers Up to 8% APR on UTechStables' $U Flexible Products
Image via @binance on X

階層構造の仕組み

Binanceは今回のオファーを二つの要素で構成している。プラットフォームの状況に応じて絶えず変動するリアルタイムAPRと、より大きい、あるいはより早い預け入れに高いレートを上乗せする別枠のボーナス階層だ。この種の階層型インセンティブは、固定レートを無期限に提供するのではなく、限られた報酬プールが尽きる前に参加を前倒しさせるために取引所がよく使う仕組みである。

フレキシブル貯蓄型の商品は、固定期間のステーキングと異なり、ロックアップ期間なしでいつでも$Uの保有分を引き出せる点が特徴だ。その分、固定期間商品なら得られたかもしれないより高い利回りを、流動性と引き換えにしている形になる。この構造は、資金を一定期間拘束せずに利回り付きステーブルコイン商品へのエクスポージャーを得たいユーザーに好まれやすい。

広がるステーブルコイン利回り競争の一環

取引所各社は、取引手数料収益だけに頼らず預け入れを呼び込む手段として、ステーブルコインおよびその関連商品の利回り競争を強めている。今回のBinanceの$Uプロモーションも、他の銘柄向けに同社が実施してきた上限付き・階層APR型のキャンペーンと同様のパターンをたどっており、限られたボーナスプールを使って早期の申し込みを促した後、標準的なフレキシブル貯蓄レートへ戻す形を取っている。