Shiba Inu(SHIB)は、市場で最も注目される価格水準のすぐ下で、方向感の乏しい展開が続いている。RSI(相対力指数)は52で落ち着いており、強気と弱気のモメンタムを分ける中立の50ラインをかろうじて上回る程度だ。SHIBは日曜日に0.00000467ドル近辺で取引され、24時間で1.62%上昇したものの、直近2日間は0.00000457ドルから0.00000470ドルの間を行き来していた。

この抑えられた水準は、7月下旬からの大きな落差を物語っている。当時はSHIBが7月26日の局所高値0.00000582ドルに向けて急騰する中、RSIは買われすぎ圏の77まで跳ね上がっていた。U.Todayによると、その後の上昇は7月29日に0.00000454ドルまでの調整に転じ、8月1日には0.00000516ドルまで一時的に持ち直したものの、モメンタムが8月4日の0.00000505ドルで失速して以降、4日連続の下落となっている。

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頭上に立ちはだかる抵抗帯

チャートを追う市場参加者たちは、現在の価格の上方にひしめく抵抗水準を細かく整理している。まず心理的な節目である0.000005ドル、続いて0.00000516ドル、200日移動平均線の0.00000561ドル、そして7月26日の高値0.00000582ドルが控える。下値では、0.00000447ドル付近にある50日移動平均線が直近のサポートとして機能しており、SHIBがこの下値を維持できるか、それとも直近の価格予想が8月のベースケースとして挙げる0.0000044ドル台前半のレンジへ逆戻りするかが焦点となっている。

RSIが中立圏にあるということは、買い方・売り方のどちらにも決定的な優位がないことを意味する。次に方向感が出るとすれば、それがどちら向きであっても、モメンタムだけでなく新たな材料がこの膠着状態を打ち破る必要がありそうだ。

価格が停滞する中でもバーン量は急増

この構図にひとつだけ異色の動きがある。SHIBのトークンバーン(焼却)活動が急激に増えている点だ。今月確認されたデータによれば、直近30日間でバーン量は1395%も急増し、約32億5000万枚のSHIBが流通量から取り除かれた。この指標としては半年ぶりの高水準となる。SHIBの総供給量589兆枚に対しては、燃やされた量自体は誤差の範囲にとどまるものの、この加速ぶりは、現物価格が上値を突破できずにいる中でも、デフレメカニズムを巡るコミュニティの活動が再び活発になっていることを示唆している。

横ばいのチャートとは裏腹にバーン活動が盛り上がるというこのギャップは、SHIB保有者の間では強気材料の伏流としてしばしば語られる。とはいえ、0.000005ドルの抵抗帯を突破するのに必要な出来高には、いまだつながっていない。

マクロ環境も不透明感を増幅

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今回の中立的なRSIは、より不安定さを増したマクロ環境のもとでも生じている。米国の7月の非農業部門雇用者数は予想外に2万3000人減少し、エコノミストが見込んでいた8万人前後の増加を大きく下回った。この下振れはリスク資産全般に波及し、暗号資産のトレーダーもブレイクアウトを積極的に追いかけることに慎重になっている。SHIBに限って言えば、次の値動きは、0.000005ドルの抵抗帯が再び試される前に、50日移動平均線での売り圧力を押し目買いの勢いが吸収できるかどうかにかかっている。

暗号技術企業Zamaと提携して開発が進められてきた、長らく延期されているShibariumのプライバシー強化アップグレードは、当初は第2四半期を目標としていたものの一度先送りになっており、それでもなお、カレンダー上で最も具体的なカタリストであり続けている。それが実現するまでは、決定的なブレイクアウトよりも、50日線のサポートと0.000005ドルの上値の間でのもみ合いが続く可能性の方が高いと、トレーダーたちは見ている。