Bitrueが、トークン化された株式4銘柄を対象にパーペチュアル契約を開始した。対象は半導体設計のArm($ARM)、VanguardのS&P500連動ETF($VOO)、Airbnb($ABNB)、Nike($NKE)の4つ。取引所側は今回のローンチについて、AIインフラ、米国株式市場全般、旅行、消費財ブランドという異なる分野へのエクスポージャーを、個別の証券口座を持たずに一つのパーペチュアル取引インターフェースからまとめて得られる仕組みだと説明している。

4つの契約は同時に取引を開始した。同日早くに上場を予告する発表があり、その後Bitrueがパーペチュアルの取引開始を確認する形となった。

Bitrue Launches Perpetuals on ARM, Vanguard's VOO, Airbnb and Nike
Image via @BitrueOfficial on X

各契約が意味するもの

$ARMはArm Holdingsに連動する。スマートフォンやAIアクセラレータ向けプロセッサの設計の多くを支えるチップアーキテクチャのライセンス企業だ。$VOOはVanguardのS&P500連動ETFをトラッキングし、単一企業への賭けではなく幅広い指数へのエクスポージャーをトレーダーに提供する。$ABNBはAirbnbに連動し旅行・短期賃貸セクターを代表する銘柄、$NKEはグローバル消費財アパレルブランドのNikeに連動する。半導体メーカー、幅広い指数連動ファンド、旅行プラットフォーム、消費財ブランドを一つの商品ローンチにまとめたことで、トレーダーは同一のパーペチュアルインフラを通じて複数の異なるセクターへアクセスできるようになった。

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成長するトークン化株式パーペチュアルというカテゴリー

取引所各社は、主要な上場企業株式をトークン化したパーペチュアル契約を相次いで投入している。従来の取引時間に縛られず、暗号資産ネイティブのトレーダーが24時間体制で株価の値動きに賭けられるようにする狙いだ。これらはあくまでパーペチュアル型のデリバティブであり、株式そのものを直接保有するわけではないため、トレーダーは実株保有に伴う決済・カストディの手間なく価格エクスポージャーを得られる一方、配当や議決権といった株主としての権利は付与されない。

Bitrueの今回のローンチは、トークン化株式デリバティブを暗号資産ネイティブ以外の取引ボリュームを取り込む手段と位置づける、業界全体の広がりつつある潮流に加わるものだ。従来型の証券会社や他の取引所のトークン化株式商品が狙う同じ層のトレーダーを奪い合う構図になっている。