Cointelegraphが引用したSandmarkのレポートによると、Pump.funは4月に複数の従業員を解雇したが、これは2025年に締結された契約に基づき従業員に約束されていたPUMPトークンの大きな部分が権利確定するはずだった6月のベスティング日のおよそ2カ月前にあたる。報道によれば、解雇されなければ、影響を受けた従業員のうち少なくとも1人は7桁ドル規模の評価額に相当するPUMPトークンを受け取る予定だったという。
報道の焦点となったタイミング
レポートで説明されている報酬契約の下では、従業員は1年間の勤務を経て、割り当てられたPUMPトークンの4分の1が権利確定する仕組みになっていた。この6月のベスティング日のおよそ2カ月前に人員削減を行ったことで、Pump.funは本来支払うべきだったトークンの配布を回避したのではないかとレポートは指摘している。解雇の影響を受けた従業員の人数は明らかにされていない。
Pump.funの説明
Pump.funの共同創業者ノア・トウィーデール氏は今回の解雇について言及し、その理由を会社が「急成長しすぎた」ことに帰した。このコメントが、タイミングに関して示された唯一の直接的な説明であり、ベスティングのスケジュールが今回の決定に関与したとするレポートの中心的な主張には直接答えていない。
Pump.funの共同創業者ノア・トウィーデール氏は、解雇の理由として会社が「急成長しすぎた」ことを挙げた。
度重なる疑惑の一部
今回の解雇に関する報道は、Pump.funがこれまで自社の事業慣行を巡って直面してきた一連の論争に新たな1件を加える形となった。同プラットフォームはこれまでにも、不正な投資の仕組みや疑わしいMEV取引の慣行に関する疑惑の対象となってきており、今回の報道は、取引インフラを巡ってこれまで続いてきたのと同種の厳しい視線を、社内の報酬慣行にも向けることになる。
報道後もPUMPトークンの取引は落ち着いた値動き
こうした疑惑にもかかわらず、PUMPの市場価格に目立った即時反応は見られず、公開時点で0.002113ドル前後、直近24時間で7.5%の上昇となっていた。この報道がさらに注目を集めるかどうかは、影響を受けた従業員の人数や、解雇のタイミングを巡って法的措置を取る従業員がいるかどうかについて、今後明らかになる詳細次第となりそうだ。