メモリーチップ関連の取引が、レバレッジ型ETFの新規上場ラッシュを主導している。SanDisk株の2倍ロングを目指すレバレッジETF「SNXX」の運用資産は、2026年1月27日の上場以来15億ドル以上増加した。The Kobeissi Letterによれば、これは今年米国で新規上場したレバレッジETFの中で最大の増加幅だという。

立ち上がりの勢いは特に急だった。運用会社Tradr ETFsは、SNXXが取引開始からわずか24営業日で運用資産6億5000万ドルに達し、1日あたりの純流入額は平均2700万ドルを超えたと明かしている。単一銘柄を対象としたレバレッジ商品としては業界記録的なペースだと同社は位置づけている。

SanDisk's 2x Leveraged ETF Adds $1.5B in AUM Since January Launch
Image via @KobeissiLetter on X

SNXXが実際に提供するもの

SNXXは、手数料等控除前でSanDisk Corp.(Nasdaq: SNDK)普通株の日次騰落率の200%に連動する投資成果を目指す仕組みだ。証拠金口座やオプション取引を使わずに、SanDiskへの強気な見方を資本効率よく反映できる手段をトレーダーに提供する。ただし、リターンは株価の値動きに単純に連動するのではなく日次で複利計算される点には注意が要る。保有期間が長くなるほど、この違いは無視できなくなる。

メモリーチップ相場全体を映す動き

SNXXの急速な資産拡大は、メモリー・ストレージ関連の半導体銘柄への投資家の関心の高まりを映し出している。AIインフラの構築が進むにつれて大容量ストレージやメモリー部品への需要が拡大し、半導体市場の中でもこの分野には近年とりわけ大きな注目が集まってきた。SanDisk株自体が話題になっていたタイミングでの上場が功を奏し、SNXXはより規模が大きく成熟した企業を対象とする既存の単一銘柄ETFが今年ここまで捉えられなかったレバレッジ需要の波をつかんだ形だ。

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この急激な資産増加は、的を絞った確信度の高いトレードに人気が集まったとき、資金がいかに速く単一のレバレッジ商品へ集中しうるかを物語ってもいる。SanDiskやメモリーチップ相場全体への地合いが変われば、この集中は逆方向にも同じ速さで働きかねない。