SpaceX株は108.37ドルで取引されており、上場直後につけた高値225ドル前後から30%超下落した状態にある。同社はこの先の値動きを左右しかねない2つのイベントを控えている。上場企業として初となる決算発表が8月4日に、そして9億1,150万株のインサイダー保有株が売却可能となるロックアップ解除が8月6日に予定されている。

上場価格135ドルからの下落は、ここ数カ月テック株やグロース株全般を襲ってきた値動きの荒さを反映したものだが、今週訪れるこの2つの材料が重なったことで、トレーダーやアナリストの間ではポジションをどう取るべきかをめぐる議論が一段と熱を帯びている。

SpaceX Stock Faces Key Test as Earnings, Lockup Expiry Loom
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材料を前にした狭い判断の窓

短期トレーダーが手仕舞いを検討する際の判断はシンプルだ。決算発表とロックアップ解除がわずか48時間以内に重なる前にポジションを減らすか、それとも両方のイベントを通過してその後の値動きを引き受けるか。事前に持ち高を減らす根拠は、新たに解除されたインサイダー株の大量流入と、先行き不透明な決算発表が重なることで、結果を見届けてから動くよりも早めに退避したほうがリスクとリターンのバランスが有利になる、という考え方にある。

長期保有を支持する根拠

より長い投資期間を見据える投資家にとっては、計算がまた違ってくる。利益確定を検討するにより魅力的な水準として200〜250ドルのレンジが意識されているが、そこに到達するには好調な決算内容と、衛星インターネット事業Starlinkの勢いの持続が必要になりそうだ。決算発表やロックアップ解除の具体的な日付にとらわれるより、長期保有者はインサイダー売却が実際にどう進むか、そして次の四半期以降に主要な事業指標がどう推移するかを見極めるほうが得策だろう。

事業を支える要因

目先のカレンダー上のイベントを離れれば、SpaceXの企業価値はいくつかの重要な要因に左右される。Starlinkの契約者数と収益の伸び、打ち上げ事業のペースと収益性、AI関連の収益化に向けた初期の取り組み、Starship計画の進捗、そして政府・防衛関連契約の規模だ。これらの要素はいずれも、火曜日の決算発表と、その2日後に控えるロックアップ解除後の売り圧力を市場がどう解釈するかに影響を与えることになる。