ビットコインは58,076ドルから66,896ドルのレンジで1カ月以上もみ合いを続けており、最新のオンチェーンデータは、次の方向性が2つの保有者層の間で広がりつつある差にかかっている可能性を示唆している。Santimentのデータによれば、10〜10,000BTCを保有するウォレット群は7月29日以降、保有量を0.34%増やした一方、0.01BTC未満しか持たない小口保有者は同じ期間に保有量を0.59%減らした。ビットコインは直近64,790ドル近辺で取引されており、過去30日間では4.4%上昇している。

Santimentはこの二極化を、警戒すべきシグナルというよりむしろ強気材料として位置づけている。

「主要な保有層が買い増し、小口保有者が売却するというこのパターンが続く限り、6万ドルを割り込む可能性よりも7万ドルを超える可能性の方が、確率としてますます高まっていく」と同社は述べている。

Whales Keep Buying as Small Holders Sell, On-Chain Data Shows
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今サイクルに根強く残るクジラ対リテールの構図

今回の観測は、決して単発の現象ではない。CryptoQuantの追跡によれば、ビットコインが58,000ドルを割り込んだ6月下旬から7月上旬にかけての約2週間で、クジラウォレットは27万BTC超を買い増した。さらに7月19日までの60日間の別のウィンドウでは、1,000〜10,000BTCを保有するウォレット層が約6万6,700BTCを追加し、今年最も強い買いの波の一つとなった。一方、100〜1,000BTCを保有する中規模層――マイナーや初期投資家、リバランスを行うファンドなどが含まれる層――は、同じ期間に約7万7,800BTCを分配し、この買い増し分の多くを相殺する形になった。さらに10BTC未満のリテールウォレットは1カ月以上にわたり売り越しが続いている。大口が下落局面で買い、その下落を小口が作り出すというこのパターンはすでに十分長く続いており、アナリストの間ではもはや一過性の現象ではなく、今サイクル特有の構造的な特徴として読み解く向きが増えている。

ETF資金流入と出来高も買い増し説を裏付ける

スポットビットコインETFには8月に入ってすでに7億5,469万ドルの純流入があり、純資産総額は787億7,000万ドルに達した。その一方で、24時間の取引高は金曜日に17%減少して184億3,000万ドルとなっている。この組み合わせは、全体的な取引活動が薄れる中でも、機関投資家による着実な買いが続いていることを示している。ビットコインの「含み損状態にある供給量」も一部の指標で過去最高水準に達しており、この状況は歴史的にはマクロ的な弱気相場の終盤に見られてきたパターンであって、始まりを示すものではない。

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買い増しのパターン、ETFへの資金流入、そして含み損供給量の高止まりを総合すると、現在のもみ合いレンジは天井というよりも底に近いという見方が成り立つ。それが7万ドルへの上昇につながるのか、あるいは再び6万ドル方向への下落を招くのかは、小口の投げ売りがクジラの吸収ペースを上回るペースで続くか、それともその売り圧力がついに尽きるかにかかっていそうだ。