XRPは2026年7月を1.06ドルで取引を終えた。この水準は、同トークンにとって重要な意味を持つ8月相場への布石となる可能性がある。月初の価格を上回って8月を終えるだけで、4年連続となっていたこの月の下落記録を止めることができるからだ。
XRPは2022年から2025年まで4年連続で8月を下落で終えており、直近でこの月をプラスで終えたのは2021年までさかのぼる。とはいえ、過去の全データを通して見ると8月の平均リターンは実は0.43%程度のわずかなプラスであり、直近続いている「赤い8月」はむしろ例外的な現象だったことになる。
波乱の上半期から持ち直した7月へ
2026年の季節的な値動きは例年になく不安定だった。XRPは第1四半期に27.1%下落し、第2四半期でもさらに22.4%下落、そのうち6月単月だけで22.1%の下落を記録した。7月は流れが反転し1.91%のプラスとなり、第3四半期に入ってからの累計では現在およそ2.10%の上昇となっている。
参考までに、XRPにとって歴史的に最も弱い月は6月と2月で、平均下落率はそれぞれ6.40%、6.14%となっている。つまり2026年6月の下落幅は、この月の過去平均の約3倍に達したことになる。
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8月単体より第3四半期全体が重要な理由
4年連続で8月がマイナスとなった一方で、同じ期間を通してXRPの第3四半期全体の成績は毎年プラスを維持してきた。過去の実績では、第3四半期の平均リターンは17%近く、中央値は25.8%に近い水準となっており、8月の弱さは通常、9月以降の強い値動きや四半期末の動きによって相殺されてきたことを示唆している。
今後のテクニカル面の焦点
XRPは1年以上にわたってディセンディング・ウェッジ(下降くさび形)のパターン内で推移しており、上限のレジスタンスは1.20ドルから1.25ドルの間に位置している。サポートは1.05ドルから1.06ドルのゾーンで維持されており、これは7月終値とほぼ同水準だ。ウェッジの上限を明確に上抜けて終値をつければ、8月の下落ジンクス解消に加えテクニカル的なブレイクアウトも意味することになる。逆に1.05ドルを再び割り込めば、複数年続く「赤い8月」のパターンが維持されることになる。